コミティア105 スペースNo.と販売物

 残暑お見舞い申し上げます。炎暑がつづいていますがいかがお過ごしでしょうか。
 こちらで告知できず申し訳なかったのですが、先週末はコミックマーケットでたすくさん(犬塚さん)のスペースに『Kyrie eleison』を置かせていただき、二次創作ジャンルながらも好調に売れて嬉しかったです。
 ただ今年の夏コミはほんとうにつらかった……私も初めて一般参加してからかれこれ20年経ちますが、空前絶後の苛酷さでした……。凍らせたペットボトルとか冷えピタとか保冷剤とか考えつくかぎりの冷たいグッズを持参して挑んだのですが、死ぬかと思った。暑くて。

 あの地獄から一週間、今週末はコミティア105です。参加いたしますのでよろしくお願いいたします。

2013年8月18日(日) 11:00〜16:00
東京ビッグサイト 東5・6ホール
東6 ぬ01b「痛覚+Wilhelmina」

 詳細はこちらから。

 当日の販売物は以下の2点です。

Wilhelmina
『Kyrie eleison』 オフセット/文庫版/172頁 1000円

痛覚
『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 900円

 

 私、コミティアってどうも事前の告知が抜けがちで……またしても、配置のお知らせとかまったくないまま気づけば前々日です。いつも直前でごめんなさい……
 なお、今回のティアズマガジンのプッシュ&レビューに『ロータス』を掲載していただきました!(神奈川県の紙の魚さま、ほんとうにありがとうございます・涙)浮かれるあまり発売日に買いに行ってしまい、おかげで事前にじっくりティアズマガジンをチェックできたので今回はいつも以上に散財してしまいそうです 。

 また、この秋の文学フリマで二号を発行予定の、BL短歌誌『共有結晶』別冊・進撃短歌本『壁外拾得物 分類番号3102-11-004』のフライヤーを配布いたします。
 大人気の「進撃の巨人」をテーマにした短歌とイラストの合同誌で、詩人の川口晴美さんや歌人の飯田有子さんも参加される、かなり豪華な本になると思われます。私は『共有結晶』本誌のみでこちらには参加しませんが、出来上がりはものすごく楽しみです!
 フライヤーだけでもお気軽にもらっていってくださいね。

 すでに文学フリマのブースも確保できていてあとは入金するだけになっており、秋に向けて色々と忙しくなりそうです。Wilhelminaも次の企画が動き出していますので、お楽しみに……!
 まずは週末、少しでも暑さがやわらぐことを祈りつつ、お目にかかれるのを楽しみにしております。お互い熱中症対策を万全にして、無理せず楽しみましょう♪
 

コミティア104 ありがとうございました&もろもろお知らせ

 暑い……昨日くらいまでは、日射しにだまされて夏の気分で半袖を着て外出すると夜になってから急に冷え込み、震えながら帰宅したりしていたのに……。
 私はのどがかわいた、という感覚が少々鈍いところがあり、今日だけで二度ほど脱水症状を起こしかけました(……)皆様も熱中症にはどうぞお気をつけて……

 すっかり季節が変わってしまった感がありますが、コミティア104ではありがとうございました。
 これまでコミティアでは5部以上売れたことがない(実話)ので戦々恐々だったんですが、蓋をあけてみたら『Kyrie eleison』は文学フリマよりも売上が好調でビックリしました……! まったく期待せずに置いておいた『ロータス』もそれなりに手にとっていただけて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
 どうしたら手にとってもらえるか、というのは常に悩ましいところなのですが、イベントによっても傾向と対策は変わってくるのだなあ、ということを実感した4月〜5月でした。

 さらになんと、『ロータス』をティアズマガジンのプッシュ&レビューのコーナーで取りあげていただけるとのこと(!)で、8月18日の次回コミティア105にも続けて参加予定です。
 ちょう憧れていたあのコーナーに拙作が載る日が来るなんて夢のようだ……

 また、神父アンソロジー『Kyrie eleison』をしまや出版さんのブログでご紹介いただきました!
 綺麗に仕上げてくださったしまやさんには本当に感謝しております。ものすごーく細かい部分のミスをチェックして連絡をくださったり、とても丁寧に対応していただいて……お願いしてよかったです。

 この本には今まで私がつくってきた本よりはちょっと高めのお値段をつけていて、それはもちろん装丁にこだわったことの反映でもあるのですが、内容的に「1000円分の価値は充分にある」と感じたから、というのが最大の理由です。中身の濃さに見合うように……と思いつつ頑張ってできた装丁です。
 なお現在、お取り寄せも可能です。こちらからお申込みいただけますので、是非実物を手にとってみてください!
 あわせてWilhelminaのサイトも更新しました。『吸血綺譚』を出してから今回の『Kyrie eleison』まではしばらく間があいてしまいましたが、次はそれほどお待たせせずに新作をお届けできるかと思います。
 よろしければこちらもチェックしてみてくださいね!

 実はこれを書いている今は引越前夜です。GW明けから物件を探しはじめて、このひと月半はひたすら準備してました……。ひとり暮らしを始めるときは、実家から、しかも当時ひと駅しか離れていなかったところへ越したのでまったく大変じゃなかったんですが、今回は冷蔵庫も洗濯機も持って出て部屋を引き払わなければならないのでもう。段取りが悪くて半泣きです。
 とくにこの一週間はダンボールに囲まれ、疲労でぼんやりしながら床に転がる日々で感傷にひたる間もなかったのですが、今度こそ二十年以上住んだ場所を離れて知らない街で暮らします。東京の、今までずっといたところとは反対の東側!
 洗面台があって、お風呂とトイレが別で、寝る部屋とごはんを食べる部屋も別で、同居人のいる生活です。
 あと一時間でこの部屋のネット回線は止められるので、滑り込みのお知らせでした。

コミティア104 スペースNo.と販売物

 超文学フリマとともに始まったせいか、例年以上にイベント目白押しな感じがしているゴールデンウィークです。超文学フリマおよびSCCに参加なさった皆様、お疲れさまでした。
 卒塔婆スタンプラリーに参加できなかったことだけが心残りです(いずれTRCにも卒塔婆が立つと信じてる)。
『Kyrie eleison』は超文学フリマのあと、SCC初日にたすくさん(犬塚さん)のサークルにも置いていただいていたのですが、二次創作メインのイベントの二次創作スペースだったにも関わらず持ち込んだぶんは完売したとのことで、ちょっとびっくりしています。両イベントでお手にとってくださった皆様、ありがとうございました。

 さて、明日はコミティアです。私、こっちにコミティアのスペースとか一切書いてなかったんですね……まったくぼんやりしていてすみません……

2013年5月5日(日) 11:00〜16:00
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
東6 み06b「痛覚+」
 詳細はこちらから。

 当日の販売物は以下の2点です。

Wilhelmina
『Kyrie eleison』 オフセット/文庫版/172頁 1000円

痛覚
『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 900円
 そうそう、WilhelminaのPixivアカウントをつくりました。『Kyrie eleison』のサンプルや、コミティアのサークルカットを掲載しています。
 今回初めてイベント当日用のおしながきもつくってみました!(これもPixivにあげてあります)

 ちなみに『ロータス』は手元にあまり数がないので持ち込み冊数がかなり少なめです。ま、コミティアなので売り切れるということはないとは思いますが……

 あと、ゲストとしてお招きした瀧沢諒さんが参加なさっているサークル[AKKORD]様でも『Kyrie eleison』を置いていただきます。是非、そちらにも足を運んでみてください。音楽用語をテーマにした、正方形の素敵な短篇集があるそうですよ! マゼンタ様の『ビューティフルワールド』(おすすめです)も委託なさるとのことです。

 コミティアは本当に素敵な創作本に出会えるイベントなのでお買い物にも気合が入るぜ。
 ではでは、当日皆様にお目にかかれることを楽しみにしております!

第16回文学フリマin大阪のお礼と、超文学フリマ委託のお知らせ

  イベントが終わると精魂尽き果ててしまい、リカバリに一週間はかかる惰弱っぷりですみません……。そんなわけで超文学フリマの前日ですが、文学フリマin大阪、お疲れさまでした!(爽やかに)
 会場が狭かったせいかも知れませんが、人がぎっしりですごい熱気でしたね。秋葉原の頃をちょっと思い出しました。
 東京でもよくお名前を見かける常連サークルさんがわりとたくさん参加されてたので、いつもとそんなに変わらないかな? とも思っていたのですが、やはり大阪には大阪の空気がありました。以前に神戸の創作系イベント「そうさく畑」に二度ほど出たけれど、あの場の雰囲気が少し混じっている感じがした。
 前々からツイッターで注目を集めていた『短歌男子』やあっというまに完売した『中東短歌』など、目を引く企画が多かったのもあるかも知れませんが、短歌は東京以上に盛り上がっているという印象でした。私も気がついたら短歌の本ばっかり買っていた気がする。
 あと忘れられないのが鰊パイ互助会さんの『非モテレシピ』です。「作ってあげない、非モテレシピ」というキャッチフレーズに撃ちぬかれました。

 東京と変わらず、あるいはそれ以上に盛況だったというサークルさんも多いようですが、正直私は結構アウェイ感がありました……。今回は新作・既作ともに値段設定が高めのものしか並べていなかったので、初めての方には取っ掛かりがなかったかも、と反省。
 しかし神父アンソロジーの出来上がりには我ながらちょっと興奮してしまいました。箔押しってやっぱりすごいな! 自分でいうのもなんですが、かなり見栄えのする本に仕上がったと思います。
 関西だからこそお会いできた方もいらしたし、刺激はたくさん受けました!『ロータス』の感想とか、色々お話できたのも本当に嬉しかったです。
 遊びに来て下さった皆様、本当にありがとうございました!
 次があるならまた行きたいなあ……。

 また、Wilhelminaのお二人が東京から同行してくださって、大変心強かったです。
 高島屋で龍村平蔵展を見たりロンドンティールーム堂島本店に行ったり、まったりと大阪を楽しんできました。大阪らしい食べ物をあんまり食べられなかったことがちょっと残念かな……明石焼きは食べたけど。

 次のイベント参加は東京で5月5日のコミティア104ですが、その前に!
 明日の超文学フリマで、キ-24[唐草銀河]さまに『Kyrie eleison』と『ロータス』を委託していただきます。
 大阪にいらっしゃれなかった方も、大阪で買い逃してしまったという方も、どうぞよろしくお願いいたします。
 唐草銀河さまの新刊も個人的には大変気になる……。是非、お立ち寄りください。

 私は一般参加も出来ないのですが、超文学フリマが素晴らしいイベントになることをお祈りしています。
 参加される皆様、どうか楽しんで来てくださいね!

第16回文学フリマin大阪 告知4・痛覚+Wilhelmina

 今回の当ブースの目玉は何といっても、Wilhelmina主催の神父をテーマにしたアンソロジー『Kyrie eleison』です!
 あらためて執筆メンバーと作品タイトルを紹介します。

 犬塚暁「我ら、死への道程の半ばにありて」
 磯崎愛(唐草銀河)「王と修道士」
 瀧沢諒(K405)「プロビタス」
 柳川麻衣「灰は灰に」
 穂崎円「コーリング」

 (収録順・敬称略)

 内容については、穂崎さんがかっこよすぎるdenkinovelサンプルを作成してくださったので、是非ご覧ください。世界観を感じていただけるかと。

 ふたたびWilhelminaとして、こうして本をつくることができてすごく楽しかったです。
 一年前くらいにツイッターでぽろっとつぶやいた妄想を、素晴らしいゲストを二名もお迎えしてこんなふうに実現できるとは……もう、この豪華メンバーから原稿をいただいたという点に関しては私は本当に偉かったと思います(笑) 自分で自分を褒める。
 内容に見合うよう装丁も頑張りました! 黒地に銀刷り、題字は金の箔押しです。
 修道騎士、聖ドニ修道院長、カメルレンゴ、エクソシスト、アンドロイド(!)とバラエティ豊かな神父たちの物語を、どうぞお楽しみください。

 おさらいを兼ねて当日の販売物をまとめます。
 

Wilhelmina
『Kyrie eleison』 オフセット/文庫版/172頁 1000円

痛覚
『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 900円

唐草銀河さま(委託)
『素描―触れ合わぬ手―』 オフセット/A5/52頁 450円
『美の女神、海へ還る 他一篇』 オフセット/A5/36頁 300円
『夢のように、おりてくるもの』 オンデマンド/A5/92頁 500円 

Cult Trashさま(委託)
『Chrome Exhaust―Black Russian―』 オフセット/A5/64頁 600円


 当日はWilhelminaの三人で店番をしておりますので、遊びに来てくださいね!
 A-15[痛覚+]でお待ちしております。お会いできるのを楽しみにしております。

第16回文学フリマin大阪 告知3・痛覚

 痛覚からは『ロータス』を持ってゆきます。今回持ち込むのはすべて、誤字脱字を修正した2刷です。ついでに表紙とトビラのデザイン、用紙などを少し変えたので1刷より薄くなりました(笑)
 1刷をお持ちの方は、ご希望であれば2刷との交換を受け付けます。お声がけください。また、連作をバラでお手持ちの冊数分×100円引きも続行ですので、遠慮なくお申し出ください。

 ありがたいことにamazonに納品していたぶんが完売してしばらく出荷不可だったのですが、こちらにも2刷を追加納品しまして、現在ご注文の受付が再開されています(商品ページはこちら)。あわせてよろしくお願いいたします。

 ツイッターでも公開しましたが、『ロータス』にいただいたご感想をこちらにも貼っておきます。

 『ロータス』感想まとめ

 私は名もなく、趣味の範疇で小説を書いているにすぎない無力で小さな存在ですが、これほどまでに真摯な感想をいただけるというのは書き手として本当に得難い幸福だし、恵まれていると心から思います。どれほど感謝しても足りません。
 ありがとうございます。
 書き終わるとそれで気が済んでしまって、読み手の反応はさほど気にならないほうなのですが、『ロータス』に関してはものすごく不安で、私にしては本当に珍しくものすごくリアクションが欲しかった(笑)ので、いつもにもましてご感想がありがたかったです……。
 よろしければ「どの話がいちばん気に入ったか」だけでも教えていただけるととても嬉しいです。

第16回文学フリマin大阪 告知2・痛覚+Cult Trash

 今夜はもうお一方、ご本をお預かりする[Cult Trash]さまのことを書きます。
 いきなり他力本願で恐縮ですが、桜井夕也さんの作品についてはこちらの記事がとてもわかりやすいです。

 http://missremiss.exblog.jp/17415745/

 桜井さんの作品にふれると、私はいつもヘンリー・ダーガーを思い出します。

 コミックマーケットですごい勢いで取引されている二次創作は、一般の書店では買えないものです。あの場所でしか手に入らない。そう考えると、ふつうの本より割高なミニコミ誌に人々が殺到する理由もわかります。
 でも、オリジナルの小説ならば、書店へ行けばある程度の品質を保証された書籍が、はるかに安く、はるかにたくさん手に入るのです。もちろん、プロの手による一般書籍が無条件にアマチュア文芸誌より優れているなどというつもりはありません。ないけれど、たとえば私の本を書店に置いてもらえないのは、やはり「今のところ(あらゆる意味で)商業流通が要求するレベルに達していないから」だと思います。悔しいけれど。

 桜井さんの作品はそうではなく、クオリティがどうとかいう話ではなく、もっとぜんぜん根本的なところで、商業流通にのるのは難しいたぐいのものではないかと思います。
 彼のご本は、インディーズのマーケットでしか手に入らないもの、純粋に「文学フリマでしか買えないもの」のひとつです。

 今回委託させていただく「Chrome Exhaust」は、桜井さんのほか二名の方の作品が収録されています。
 残念ながらご本人は大阪へ来られないということで、私のブースの一角を提供させていただきました。
 誰でも楽しめます! とは言えないけれど、とにかくブッ飛んだものが見たいんだ、という方はチェックしてみてください。

第16回文学フリマin大阪 告知1・痛覚+唐草銀河

  いよいよ今週末はイベント本番ですね! 入稿、旅行の手配などとバタバタしているうちにあっというまに4月になってしまい、またしてもギリギリの告知に……

2013年4月14日(日) 11:00〜16:00
堺市産業振興センター イベントホール
(地下鉄御堂筋線「なかもず駅」、南海高野線「中百舌鳥駅」徒歩3分)
A-15「痛覚+」


 詳細はこちらから。

 さて、以前にも書いたとおり今回は[痛覚]の本だけでなく色々取り揃えて並べるつもりで「+」をつけたのですが、ここで「色々」の中身をひととおりご紹介したいと思います。

 まずは[唐草銀河]さま。
 神父アンソロジー『Kyrie eleison』にゲストをお願いしたご縁で、唐草銀河さまのご本も3点ほど委託させていただくことになりました。
 先日初めてお会いしてお話する機会があり、松浦理英子やウィリアム・ギブスンなど共通して好きな作家の話題で盛り上がったり、小説とは、物語とは、というような根源的なレベルに及んだり、ともかく話が尽きることのない楽しい時間だったのですが、読むこと・書くことへの意識の高さと情熱、そして本への愛情に圧倒されました……! もう、自らの不勉強ぶりをひたすら恥じた。
 磯崎さんは古典・歴史からファンタジー、SFまで幅広く書かれていて本当にすごいなあと単純に思っていましたが、それだけのものをつくりだす土壌には膨大なインプットが必要なのだなとあらためて思い知りました……

 今回お預かりする3点のうち、『素描―触れ合わぬ手―』と『美の女神、海へ還る 他一篇』は十五世紀のフェイレンツェが舞台の、ボッティチェリの物語です。ご自身も資料を読みこんで素敵な歴史ものを書かれる犬塚さんがお薦めされています! 神父アンソロジーで磯崎さんのお話に惹かれた方は是非、こちらも手にとってみていただきたいと思います。
 もう一点『夢のように、おりてくるもの』は現代が舞台で、コンビニでアルバイトをしながら「夢をあがなう」のが生業の「夢使い」の主人公(男性)と、バイト仲間の大学生(男性)の恋愛ものです。私の書くものを読んでくださっている方だとかなりひきこまれるのではないか、という感じです。というか私が大変好きな雰囲気です。

 なお、唐草銀河さまは4月28日の超文学フリマに参加されます。ブースはキ-24とのことです。
 そちらで『Kyrie eleison』及び『ロータス』を委託してくださるので、あわせてよろしくお願いいたします。
 突然の原稿依頼に始まり数々の図々しいお願いを快諾してくださった磯崎さんには心から感謝しております。本当にありがとうございます……!

春のイベント参加予定など

  お知らせが遅くなりましたが、春のイベントは4月14日の第16回文学フリマin大阪、5月5日のコミティア104への参加が確定しています。
 今回は、私の個人誌以外に合同誌や委託など色々持ってゆく予定なので、屋号は[痛覚+]です。ブースナンバー等詳細が出たら順次お知らせしていきますね。

 さて、春の新刊は神父アンソロジー『Kyrie eleison』を予定しております。
 吸血鬼アンソロジー『吸血綺譚』に引き続き、Wilhelmina(犬塚暁・穂崎円・柳川麻衣の三人ユニット)発行ですが、今回はゲスト様を2名お迎えし、総勢5名でお送りいたします!
 オリジナル・二次創作を問わず活躍なさっている方ばかりの豪華な顔ぶれで、舞台も中世から遠い未来までと幅広く、とても多彩なアンソロジーになりそうです。
 私の長年の「神父」という存在への過剰な思い入れから始まった企画なのですが、皆様お忙しい中快く引き受けてくださり……しかも「カトリックの司祭をテーマにしたお話を」とだけお願いしたのに、あの、なんというか背徳的な……ちょっと官能的な要素を入れてくださいまして(笑)、もう幸せで胸がいっぱいです……!
 どうかご期待ください!

 あと、ようやく『ロータス』を読み返して山のような誤字脱字に絶望しています……。
 こちらも訂正して二刷を出しますので、よろしくお願いいたします。

BL短歌なバレンタイン・2

  私の拙いバレンタインBL短歌もまとめておきます。

 ・『共有結晶』ウェブサイトに提出した「ちよこれいと」リレー短歌

【ち】近づけば手が届きそう抱きしめてくちづけられそう すべて錯覚
【よ】夜の底静寂(しじま)に積もる雪の上君と並んで横たわれたら
【こ】このままで、もう永遠にこのままで 黙って二人ココアを啜る
【れ】冷凍庫奥深く転がしたまま恋心などなかったことに
【い】古の聖ヴァレンティノ殉教日 婚儀の君に手向けの花を
【と】遠ざかる君の幸福祈りつつ噛み砕くチョコレイトの苦さ

 ・VdBL短歌タグで投稿した短歌

詰襟の学生二人生真面目に舐めるダーク・チョコレート・デカダンス
ジャン=ポール・エヴァンの店内冷やされて熱をもつのは少年の耳
You're My Fuckin' Valentine! ひとの気も知らずデルレイ溶かしてる舌
100%チョコレートカフェの避妊具(ゴム)に似た包装を口でやぶいて笑う
今夜だけピエール・エルメのショコラ・ショー媚薬がわりに珈琲に混ぜ
灰は灰、塵は塵へと恋心 ショコラ・ドゥ・アッシュの一粒をおく
むかい合いデメルにはしゃぐ僕たちをわらっていいよ、見せつけるから
テオブロマ 甘い礫を詰めた箱背中を狙って投げる(好きだよ)
六花亭 いちごをチョコで包むよに出張みやげと言って渡すよ
ゴディバよりピエール・マルコリーニより赤いガーナと溶かした本気

 ・返歌

(ネムカケス @kakesunemuさんの「杯にホットチョコレートを注ぎ『これが私の血」と言えよ、ほら』に)
ひといきに飲み干す君に祝福を 甘い躰を捧ぐ聖餐

(yen @golden_wheatさんの「恋だとか分からぬと泣く木こりにはこのチョコをやる幸せになれ」に)
なぜそれを俺にくれるの? 一粒のチョコが痺れるほどに甘くて

 

 ……思ったよりつくったなあ……。もう私には五七五七七のパズルすら無理! つくれない! と思っていたのに……
 個人的な趣味で有名チョコレートブランドの名前を使っていたら、BLでもバレンタインでも短歌でもなくチョコレート五七五七七になってしまった気がする……。ただ、長ったらしいカタカナを三十一文字におさめようとすると自ずと入れられる位置が限られてきて、しかしある程度動かせない部分が固まっていたほうがつくりやすいのかなあとも思いました。

 寝ても覚めても五七五七七で指を折ってはうんうん唸っていた一週間、とても楽しかったです。
 短歌ももっとうまくつくれるようになりたいなあ。とりあえず今は頭を小説に切り替えます!