第19回文学フリマ ありがとうございました

 まず大切なお知らせです。
『共有結晶 Vol.3』について、93頁より掲載されているそらしといろさんの作品「宿世拙し彼らを祝せ」の第五連の記載が欠落しておりました。作品本来の全容を収録したPDFファイルを共有結晶ウェブサイトにて配布しておりますので、お手数ですがご確認いただければと思います。
 
お買い上げいただきましたみなさま、並びに作者のそらしといろさんには多大なご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。

 文学フリマ、お疲れさまでした! 普段、職場での事務的な会話以外ではろくに声も出さず、休みの日は部屋から一歩も出ずに終わることもしょっちゅうな引きこもり生活を送っているのが、イベントだと一年分くらい人に会えたりお話できたりするのでつい興奮して挙動不審になってしまいます……。優しく接してくださったみなさま、ありがとうございました。
 お隣だった冬青のあずみさんも一日お世話になりました、ほんとうにありがとうございました。とても心強く、楽しかったです! 歌姫シリーズ最終巻の『ワスレナウタ』も切なくて胸が痛くなるような素晴らしい百合だった……またゆっくりあずみさんとお茶飲んだりしたいです……

 今回はものすごく散財してしまった……山羊の木・海岸印刷さんの『Collection 1』をはじめ、短歌の本も小説の本も相当買った気がします。『エフーディ Vol.1』はちょうど買いに行ったら三浦しをんさんがいらして「すっすっ好きです」と気持ち悪い告白をしてきました。しをんさんはとても優しい方で女神かと思いました……。

『ロータス』を書き終わった二年前、予想に反して達成感も開放感もなく、ただ虚脱だけがあって、書かなければよかった、と思ったことすらありました。いただいた感想ツイートをまとめたのも実はつらかったからで、しんどいとき何度も読み返しては読んでくださった方の言葉に力をもらっていました。
 どんなに苦しい体験をしても、そのおかげで書けた文章がたとえ一行でもあるならそれは無駄ではなかった、と思えて後悔もほとんどせずにすんでいたけれど、『ロータス』のことはそう思えなかった。自分自身頑張って完結させ、今までよりずっとたくさんの方に届いて、ほんとうにもったいないようなありがたいお言葉をいただいたにも関わらず、その幸せをきちんと受け止めることが出来ずにいました。

 この三年くらい、ずっと自己肯定できずにいたけれど、『ロータス』を読んでいただいたこと、『共有結晶』という最高のチームと出会ってかっこいい雑誌に関われたこと、新しい友だちがたくさんできたこと、そしてミーナのお二人をはじめ変わらず支えてくれた友だち、などなどのおかげで少しずつ肯定感が増えていって、文学フリマの日、久しぶりに「私はこれでよかった」と心から思えました。
 TRCの片隅で突然感極まって泣き出したりして申し訳なかったのですが(笑)、あのとき私はこの三年間許せずにいた自分のことを肯定できたんだよなあ……とあとから思い返して、仕事中に電卓を叩きながらまた泣きそうになったりしていました。

 これでよかった。今、こうしていてほんとうによかった。
 もしかしたら自分で思っていたより遠くへ来てしまって怖かったのかも知れません。でも、来年はもっと遠くまで行きたい。行けるところまで行く。

 明日の午後からバースデー休暇を取って出かけてきます。飛行機で広島へ飛んでBUCK-TICKのライヴ、翌日はフェリーで松山に渡って道後オンセナートです。
 以前にも文学フリマのあと突然一人旅に出たことがあって、そのときは青森の寺山修司記念館から三陸海岸沿いに南下して浄土ヶ浜、龍泉洞と岩手を巡ってきたのでした。2006年でした。なんで寺山つながりで恐山へ行かなかったのだろう……と我がことながら不思議な旅程でしたが、5年後の2011年に私が見た風景は失われてしまったことを思うと、行っておいてよかったとも思います。
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