第16回文学フリマin大阪 告知2・痛覚+Cult Trash

 今夜はもうお一方、ご本をお預かりする[Cult Trash]さまのことを書きます。
 いきなり他力本願で恐縮ですが、桜井夕也さんの作品についてはこちらの記事がとてもわかりやすいです。

 http://missremiss.exblog.jp/17415745/

 桜井さんの作品にふれると、私はいつもヘンリー・ダーガーを思い出します。

 コミックマーケットですごい勢いで取引されている二次創作は、一般の書店では買えないものです。あの場所でしか手に入らない。そう考えると、ふつうの本より割高なミニコミ誌に人々が殺到する理由もわかります。
 でも、オリジナルの小説ならば、書店へ行けばある程度の品質を保証された書籍が、はるかに安く、はるかにたくさん手に入るのです。もちろん、プロの手による一般書籍が無条件にアマチュア文芸誌より優れているなどというつもりはありません。ないけれど、たとえば私の本を書店に置いてもらえないのは、やはり「今のところ(あらゆる意味で)商業流通が要求するレベルに達していないから」だと思います。悔しいけれど。

 桜井さんの作品はそうではなく、クオリティがどうとかいう話ではなく、もっとぜんぜん根本的なところで、商業流通にのるのは難しいたぐいのものではないかと思います。
 彼のご本は、インディーズのマーケットでしか手に入らないもの、純粋に「文学フリマでしか買えないもの」のひとつです。

 今回委託させていただく「Chrome Exhaust」は、桜井さんのほか二名の方の作品が収録されています。
 残念ながらご本人は大阪へ来られないということで、私のブースの一角を提供させていただきました。
 誰でも楽しめます! とは言えないけれど、とにかくブッ飛んだものが見たいんだ、という方はチェックしてみてください。

コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL