痛覚エッセイ>「ディズニーランド」

 第12回文学フリマ発行の『文学フリマお試し企画』に載せていただいた痛エッセイの一本を、サイトの方にも載せました。書いたのは昨年の春で、当時それ以外のことは何も考えられなかった震災のことを書いています。
 本当は、震災のすぐあとには書けずにいた、私がいちばんダメージを受けたことについてのテキストをもう一本仕上げて同時にアップしたかったんですが、それを書きかけたノートを職場の机に置き忘れてきたため(……)後日あらためて出します……
 
 2011年3月11日から一年経ちました。あっという間だったようにも、長かったようにも感じます。
 直後から何度も何度も書いてきたように、私自身は直接的・物理的な被害はほとんど受けませんでした。住み慣れた土地を去らなければいけないとか、大切な人を失ったというか、暴力的に環境をねじ曲げられることはなかった。
 それでも、人生が変わったと思う。一年前には思ってもみなかったような状況にいる。そもそも千年に一度という規模の地震が起きることなど想像もしていなかったのだから、そのあとのことはどんな変化もすべて「思ってもみなかったような状況」ではあるんだけど、それでも。

  あの日が平穏に終わり、ライヴも中止にならなかったパラレルワールドと、その世界を生きるもう一人の私のことをたまに考えます。
 今ここにいる私が選ばなかった選択肢を、あっちの「私」なら選んだだろう、と思う場面に出会うたびに、頭を抱えて泣きたくなる。

 さて、次回の第14回文学フリマのブースも無事確定いたしました。
 気がついたら締切まで2か月を切っていて真っ青になったけど……総集編……間に合わなかったら本当にごめんなさい(今から謝る)。いや、最終話を最後まで書く、ところまでなら何とか間に合う気はしてるんですが、これまでの6作とあわせて直し入れて編集して……っていう作業があるので、つい弱気に……。
 しかもざっくり見積もったらすごいページ数になりそうで軽くめまいがしました。上下巻の2分冊にしたほうがいいんだろうか。
 ともあれ、発行を目指して全力を尽くしたい所存です。辛抱強く待っていてくださる方々本当にありがとうございます。「楽しみにしてます」とあんなに言っていただけてなかったら、もうとっくに投げ出してたと思います。
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