コミティア124&第26回 文学フリマ東京 ありがとうございました

 春のイベントに参加していると黄金週間などあってなきが如しなのですが、それでも隙間を見つけてなんとかホットカーペットを引き剥がし、セーターなど冬物衣類を洗濯して片付けた矢先にエッ冬ですか? と思うほど寒くなり、5月なのに……などという意地を張らず潔く暖房つけたりしていたんですが(だって風邪ひいてる暇ないし)、それもつかの間また夏日になったりするらしいですね……5月ってこんなだったっけ?! ちょっと気候がジェットコースターすぎない?!
 イベント後の燃えカスのような体にはきついです……みなさまいかがお過ごしでしょうか……。

 

 とはいえコミティアと文学フリマ東京の開催中はお天気に恵まれてほんとうによかったですね。お疲れさまでした!
 昨年に引きつづき(もうほんと春はダメなんですよね……事務員稼業のほうも繁忙期だったりするので)一文字も新しいものがないという申し訳なさすぎるラインナップだったにもかかわらず、両日ともにたくさんのかたにブースにお越しいただき、既刊の手元在庫がほぼ空になりました。ありがとうございました!

 

おしながきブースの様子

 

 今回手に入れた本はこちらです(コミティアぶんと文学フリマぶんをまとめています)。

 

『わたしとあなたのあわいのことのは』(藍間真珠)

『ワスレナウタ』(あずみ)

『任意の夜n』(いつか床子)

『金継ぎ 修復と蘇生のアンソロジー』(オカワダアキナ編)

『架空便』(オカワダアキナ・うさうらら)

『ガレット No.6』(ガレットワークス)
『しろい庭のむすめ 下』(孤伏澤つたゐ)

『きみ』(霜月みつか)

『対岸へ渡る』(平田有)

『たんたかたんか』(壬生キヨム編)
『遺伝子組み替えの花束』(森村直也)
『夢日記 2』(山中千瀬)
(順不同・敬称略)

 

 コミティアでは百合展も覗いてきたのですが、なんていうか、百合というジャンルの難しさを再確認しました。私の周囲の女友だちと話していると「女の子ふたりの物語はとても好きなのだが、いわゆる『ジャンル百合』には地雷も多くて……」という声をよく聞くのですが、その感覚を私も久々に思い出しました。
 社会人百合とかだいぶ盛り上がってるっぽかったのに、ぜんぜんスペースを見て回れなかったので次の機会にはがっつり本を漁りに行きたい……

 

 ぼんやりしていて完全に品切れになってしまった『ロータス』と、年明けの2刷も予想以上のペースで動いて既に残部僅少の『Wedding Invitation』については既に刷り増しの手配をしています。『姫君の匣』はあと架空ストアさんに預かっていただいているぶんだけになります、気になっているかたは早めにお求めいただけると確実かと思います。
 なお『Wedding Invitation』は冬青さま・痛覚それぞれのBOOTH通販もご利用いただけます。あの歌姫の三部作が文庫サイズに纏まった『ワスレナウタ』と一緒にお求めいただくなら冬青さま経由で……!
 痛覚のほうの取扱いは『Wedding Invitation』のみになります。BOOTH Festival期間中(5月11日〜13日)のご注文分には昨年秋の初回頒布時に配布していたペーパーを同封いたします。

 

 なんかもう書くことないんじゃないかな〜などと言いつつ遊び呆けていたのですが、4月ごろから水面下でいろいろ動き出しておりまして……共有結晶4号も発行予定だしな!!
 個人誌出す出す詐欺もいい加減にして新作を出さないといよいよ売るものがないので、そちらもかたちにしていきたいと思います。秋にはもろもろきちんとアナウンスできる状態までもっていけるように頑張りたい……見守っていただけると嬉しいです……。

コミティア124&第26回 文学フリマ東京 ブースNo.と販売物

 月イチで旅行したり、簿記3級を取ったり(現実逃避です……)、止まっていたことが動き出したりあたふたしているうちに5月です。毎年同じことを書いている……春は職場の繁忙期でもあるせいか、どうも振り回されちゃって、いい具合に乗り切れたためしがないな……「春はなんか優しくて残酷」って歌った吉井和哉はすごいな……


 昨年に引き続き今年も5日・6日と連続でイベント参加いたします。

 

COMITIA124

2018年5月5日(土) 11:00〜16:00
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
東5 い17a「痛覚+Wilhelmina」
イベントの詳細はこちらから

 

第26回文学フリマ東京

2017年5月6日(日) 11:00〜17:00
東京流通センター 第二展示場
(東京モノレール 流通センター駅 徒歩1分)
C-30「痛覚+Wilhelmina
イベントの詳細はこちらから

 

 当日の販売物は以下のとおりです。おしながきはこちらです。

 

『Wedding Invitation』 オンデマンド/レースカバー付文庫版/142頁 800円

 

Whilhelmina
『姫君の匣』 オフセット/文庫版/188頁 900円
 
痛覚
『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 1500円

 

 先に言い訳してしまいましたが、またしても新刊を……出せず……もう個人誌出したいとか言うのもやめたほうがいいのでは? という感じになってきました……ごめんなさい……作りたい気持ちはあるんです……!(必死)
 そんなわけで今回は既刊とお菓子を準備してお待ちしております。たぶんぼんやり座ってると思いますので、冷やかしてやってください……喜びます……。

 

 また、6日の文学フリマでは以下のご本にもおじゃましています。

 F-47では平田有さんの歌集『対岸へ渡る』と穂崎円さんの歌集『ヴァーチャル・リアリティー・ボックス』もお求めになれますよ〜!『対岸へ渡る』の栞文には私も書かせていただきました。

 

『萬解』 レトロ印刷/変型2色刷/60頁/600円
『共有結晶別冊 二次創作短歌非公式ガイドブック』 オフセット/A5/100頁 600円
『共有結晶 Vol.2』 オフセット/A5/164頁 800円
『共有結晶 Vol.3』 オフセット/A5/180頁 800円
『YAMINABE Vol.1』 オフセット/A5/48頁 300円
BL短歌合同誌実行委員会 F-47

 

『庫内灯 3』 オフセット/A5/146頁 1500円
庫内灯 F-48

 

 だいぶ腑抜けた状態で黄金週間を迎えてしまったのですが、ここからそうも言っていられない感じで〆切がちらついているので、イベントでエネルギーを充電してきたいと思っております。
 お会いできるのを楽しみにしております!

第2回文学フリマ京都 ありがとうございました

 最強の寒波襲来で、東京でも最低気温が氷点下の冬日が続いたり、流行警報が発令されるほどインフルエンザが猛威をふるったりしてたいへんな一月の終わりですが、いかがお過ごしでしょうか。
21日の第二回文学フリマ京都はお天気も崩れず、穏やかな中での開催でほんとうに良かったですよね。ご参加のみなさま、お疲れさまでした!
 迷っているうちに気がついたら受付期間が過ぎていてブースを申し込みそこねてしまったのですが、いつもお世話になりっぱなしの冬青さまが本ごと拾ってくださるということで、あずみさんにくっついて私も行ってまいりました。一階の、確か第一回とは別のホールだったのかな? みやこメッセはアクセスもいいし、通りすがりのひとがふらっと入りやすい雰囲気ですごくいいなと思います。
 フードの出店もよかったです、クロワッサンたい焼きも珈琲専門店トゥールビヨンさん(この店名につられて注文せずにおれなかった)のおしるこオレもおいしかった。
 イベント後の予定の関係で14時には撤収してしまい、実質3時間ぐらいしか会場にいられずだいぶあわただしかったのですが、嬉しいことに多くのかたにお立ち寄りいただき、『Wedding Invitation』をお手にとっていただけて……お手伝いしていてもほんとうに楽しかったです。ありがとうございました!
 お買い物も、ちょっと少なめですが欲しかった本が買えたので満足です!

 

『常世辺に帰す』(孤伏澤つたゐ)
『少女の構造計算書』(灰野蜜)
『ベビーフェイス(上)』(壬生キヨム)
『明晰夢のサウンドトラック』(村野真朱)
(順不同・敬称略)

 

 前日は南禅寺で湯豆腐、アフターは城崎温泉の志賀直哉ゆかりのお宿で豪華蟹づくし(!!)とおいしいものをたらふく食べ、がっつり観光もして、2018年始まったばっかりなのにスタートダッシュでこんなにいい思いしていいんだろうか……というくらい、最高に楽しいイベント遠征でした……いや〜ほんと楽しいな文フリ京都! 来年はちゃんと自分でブースを取って参加しよう……。
 アフターの温泉では、ミステリ・SF・長編ファンタジーと多彩なジャンルの書き手さんたちに混ぜていただき、お知り合いになれて嬉しかったです。みなさんとても優しく気さくで、素晴らしい思い出になりました! 二泊三日ご一緒させていただいたあずみさんも……新幹線でも哲学の道を歩いているあいだも喋りっぱなしで……小説のこととか推しのこととか尽きなくてつい……。 ほんとうにありがとうございました!

 

『Wedding Invitation』は次は2月のコミティア123でお求めいただけるかと思います。か-13b【冬青】さまです。通販も冬青さま痛覚それぞれの窓口で受付中ですので、ご都合に合わせてご利用くださいませ。
 痛覚の今後のイベント参加は、ブースが取れれば5月のコミティア・文学フリマ東京を予定しています。個人誌を……出したい……です……(そろそろ出す出す詐欺になりつつある)。

 

 楽しすぎた京都の余韻も抜けないうちに、また関西に行ってきます。USJからの宝塚大劇場・花組「ポーの一族」観劇という夢の2日間だよ……震える……!
 そしてそのあと息つくまもなくLUNA SEAのツアーが始まるという……いいのかこんなに楽しいこと目白押しで……。作文も頑張ります……!

あけましておめでとうございます&ゆく年くる年 17'-18'

 あけましておめでとうございます。
 旧年中はたいへんお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 なんとか年を越す前に2017年の振り返りをおこないたかったのですが、時間とエネルギーが切れてしまったので明けてからゆっくりやることにしました。

 

【書いたもの】

 

「ついの棲みか」あずみ・柳川麻衣合同誌『Wedding Invitation』収録
「蜜月」第1回文学フリマ京都にて配布のペーパー収録
「あけがたの人魚」第25回文学フリマ東京にて配布のペーパー収録
「なにもうまれない街」(さみしいなにか)
「東風・額の花・炎昼」

 

 トータルで50000字ぐらいかな?「ついの棲みか」が400字詰原稿用紙換算で50枚を超えるボリュームで、久々にまとまったものを書けた気がしています。あとは二次創作することすら叶わない、行き場のないときめきをぽつぽつ投げていた感じです。一部は五七五七七になりました。
 フィクション以外では、俳句の百合読み鑑賞文を幾つか書きました。「人形のだれにも抱かれ草の花(大木あまり)」「戯れの遺書は螢のことばかり(小泉八重子)」の鑑賞を共有結晶別冊『萬解』に、「天使魚もいさかひすなりさびしくて(水原秋桜子)」の鑑賞を『庫内灯 3号』に掲載していただきました。

 

【劇場】

 

2017/1/24「雪華抄/金色の砂漠」宝塚歌劇団花組 東京宝塚劇場
2017/2/12「INNOVATION CLASSICS 2017」西本智実・高見沢俊彦 Bunkamuraオーチャードホール
2017/2/16「ケルティック能 鷹姫」Bunkamuraオーチャードホール
2017/2/28 RK vs H.HAYAMA 人間失格 河村隆一 マウントレーニアホール
2017/3/26 No Mic One Speaker Church Tour 河村隆一 関東学院大金沢八景キャンパス礼拝堂
2017/4/2 「どれい狩り」さんらん スペース雑遊
2017/4/14「城塞」 新国立劇場小劇場
2017/5/29 LUNA SEA 日本武道館
2017/6/3 20160603 "Forever" KEN.MORIOKA 新宿ReNY
2017/6/11 BEST BOUT SUGIZO・INORAN Zepp Tokyo
2017/6/27 No Mic One Speaker Church Tour 河村隆一 広島流川教会
2017/7/13 No Mic One Speaker Church Tour 河村隆一 品川教会グローリア・チャペル
2017/9/1 INORAN 長野CLUB JUNK BOX
2017/9/2 「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」水族館劇場
2017/9/22「All for One」宝塚歌劇団月組 東京宝塚劇場
2017/9/23・24 BUCK-TICK お台場野外特設会場
2017/9/29 INORAN STUDIO COAST
2017/10/24「ハンナのお花屋さん」宝塚歌劇団花組 赤坂ACTシアター
2017/12/7 BUCK-TICK 日本陶業市民会館
2017/12/23・24 The Holy Night 2017 LUNA SEA さいたまスーパーアリーナ
2017 12/28・29 THE DAY IN QUESTION 2017 BUCK-TICK 日本武道館

 

【映画】

 

「MERU」
「ドクター・ストレンジ」
「雪華抄/金色の砂漠 千秋楽」(LV)
「ナショナル・シアター・ライヴ 三文オペラ」
「BUCK-TICK CLIMAX TOGETHER ON SCREEN」
「ローガン」
「ムーンライト」
「スパイダーマン ホームカミング」
「ナショナル・シアター・ライヴ 誰もいない国」
「マイティ・ソー バトルロイヤル」

 

【展覧会】

 

浮世絵動物園 太田記念美術館
大英自然史博物館展 国立科学博物館
19世紀パリ時間旅行 練馬区立美術館
ブリューゲル バベルの塔展 東京都美術館
ベルギー 奇想の系譜 Bunkamura
辺にて 新宿眼科画廊
アウトオブトリエンナーレ 盗賊たちのるなぱあく 横浜寿町労働センター跡地
サンシャワー 国立新美術館・森美術館

横浜トリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス 横浜美術館ほか
運慶展 東京国立博物館

 

 ライヴ・演劇その他に足を運んだ回数は平均月2回という感じなので、自分で思っていたよりは本数が少なかった……もっといけるのでは……?
 展覧会は、狙っていたものはほぼ行けたと思います。映画はもうぜんぜん見逃してばっかりだ……。

 

 ここからはいつもの総括です。
 この年越し記事の設問はもともとアンケート企画でして、質問バトン的に回したりしてみなさまからの回答を募っていたものです。よろしければぜひ、みなさまもそれぞれにご自分の一年間を振り返ってみてください。

 

 

・2017年のこの一冊! という本を教えて下さい。(2017年発行でなくとも構いません。コミック可)
 

 いよいよ年間とおして活字の本を通読した記憶がありません……なんということだ……。
 松浦理英子の「最愛の子ども」(単行本ではなく文學界を買った……)を義務感でしか読み進められていない、と気づいた段階で結構あきらめてしまったんですけどね……今いちばん好きな作家さんのめちゃくちゃ待ってた小説を読めないようでは何も読めるはずない、と思い……。
 中山可穂『愛の国』と森山至貴『LGBTを読みとく』を亀の歩みで読んでいるので2018年内には読み終わりたい……です……

 
 
・2017年のこの一曲! という曲を教えて下さい。(2017年リリースでなくとも構いません)
 
(タイトル・アーティスト)
「Hold You Down」LUNA SEA

 
(コメント)
 年間通してほぼずっとINORANの曲を聴いてました。LUNA SEAでは「RAIN」「gravity」「MARIA」あたりの王道ナンバーに始まって「VELVET」「be in agony」「4:00AM」、さらにはソロに手を出して「Thank you」「INTENSE/MELLOW」のMellowサイドなどなど……
 Tourbillonの「Lily」やセルフカバーの「人魚」は歌詞にも背中を押されるような気持ちで聴いていました。
で、どの曲を今年の一曲にしようかな〜選べないな〜と思ってたんですが、最後の最後、12月23日のさいたまスーパーアリーナで聴いた「Hold You Down」が泣けるくらい光にあふれていて、忘れたくないなと思う景色だったのでこれにしました。最新の曲をいちばんに選べるということは個人的にはとても嬉しいことです。

 

 

・2017年一番注目していた人を教えて下さい。
 
(名前)
 INORAN

 

(コメント)

 もうさあ……同じこと何度も言って申し訳ないけど、14歳の頃から聴いてるバンドの、20年くらい「ふつうに好き」だったメンバーになぜ今更沼落ちしたのか、ほんとうに意味がわからなかったよ……最終的には「ちょっとだいぶテンション高めだけどふつうに好き」に戻って来られてよかったです。
 なお次点で河村隆一です。RYUちゃんに関しては、十代で狂愛のテンションまで上がって97年の河村隆一ショックでドン底まで落ちて以来アップダウンを繰り返して高め安定・全肯定な現在に至りますが、ソロ公演を追いかけて遠征までしたのは2017年が初めてです。

 


・2017年の重大ニュースを3つ選んでください。
 
 1. 「共謀罪」法案が強行採決で成立
 2. 森友学園・加計学園関連の疑惑
 3. 九州北部豪雨

 

 あまりぱっと思いつかなくて、時事的なことに対する感覚が鈍っているなあ……と反省しました。
 ニュースっていうのとは少し違うけど、黙殺されてきた(主に性暴力の)被害者たちが声を上げるハッシュタグ「#Metoo」も世の中の動きとして印象的でした。
 
 
・2017年の流行語を勝手に選んでみてください。
 
 ◯◯映え
 
 
・2017年を漢字一文字で表してみてください。
 
「泡」
 泡沫のイメージです。「虚飾」の「虚」と迷いました。表面だけはキラキラ(させようと必死)だった印象がある。

 


・あなたが2017年一番嬉しかったこと/楽しかったことは何ですか?

 

『Wedding Invitation』を無事に刊行できたこと。
 あの『ワスレナウタ』のあずみさんと百合で合同誌というプレッシャーも実はかなりあったのですが、企画段階から楽しいことばかりのプロジェクトで、大きなトラブルもなく進められ、忘れられない一冊ができました。あずみさんが腐女子百合を書いてくださったことがとにかく尊い……!
 私も掲載作をなんとか書き終えたことで一歩前に進むことができた気がしますし、お手紙ペーパーや装丁でも初めてのチャレンジが多くて、とても勉強になりました。すべて、コンセプトを出すところから、プロデューサー的な視点であずみさんが的確に手を引いてくださったおかげで出来たことです。ありがとうございました。
 また予想外に在庫が薄くなり、2017年末の段階で2刷を出すという決断が出来たことも嬉しいです。お手にとってくださったかたには心から御礼申し上げます、ありがとうございます。2018年もより遠くまで届けられるよう頑張ります……!


・あなたが2017年一番悲しかったこと/辛かったことは何ですか?

 

 2016年のこの設問に「訃報が多かった」と書いたのですが、更にもうひとつ、遠いけれどつらい2016年の訃報を一年遅れで受け取ったこと。
取り返しがつかないということはどういうことなのかやっとわかった。
 
 
・あなたが2017年ハマったもの(こと)を教えてください。

 

 たいへん遅まきながら「ドクター・ストレンジ」のストレンジ先生に落ちたことによりMCUを追いかけはじめることに……家族や友人がどれほどハマろうとも「観なきゃいけない映画が多すぎてな〜」と億劫がって何年もスルーしていたアベンジャーズシリーズを一週間で履修、年末の「マイティ・ソー バトルロイヤル」もめちゃめちゃ楽しめたし「インフィニティ・ウォー」にも間に合ったしでほんとうに良かったです。2018年も楽しみですね!
 
 ハマった、というほどではないですが、去年始めたヨガもなんとなく続けています。最初はホットのスタジオに通っていたのですが、秋頃から常温のスタジオに切り替えました。腰痛もなくなったし、風邪もひきにくくなったよ!
 
 
・あなたにとって2017年はどんな年でしたか?
 
 遊んでばっかりいて楽しかったです。ライヴや展覧会にもよく行ったし、あと人ともよく会いました。しばらく音信が途絶えていたひとと数年ぶりでごはんを食べる、みたいな機会も何度かあって、どうしようもなく切れてしまう関係がある一方で結び直せた縁があったことはとても嬉しかったです。2017年タイミングがなくてお会いできなかったひととも2018年お会いできたらいいな、と思っています。

 

 社会は、とっくに抜けたと思っていたはずの底が更に抜けて、それもまた抜けて……という感じでいったいどこまで状況が悪くなるのか先が見えず、そんなひどい有様にも慣れてしまったのか、あまりつらさも感じずに個人レベルでは楽しくやれてしまった、ことがほんとうに怖ろしいです。
 せめて目は瞑らずにいたい。

 

 あとひとり暮らし再開できてホッとしてます。もう一度ひとりで家出するエネルギーが残ってるか、ちょっと不安だったので。もうしばらく引越ししたくないな〜!

 

 

 ・2017年にやり残してしまったなあということはありますか?
 
 オーバーコートを買えなかった……年始のバーゲンで買う……
  

 

・2018年の目標を教えてください。
 
 自分と向き合う。
 おかげさまで2017年は目標どおり幸せに暮らしたので2018年も続行しつつ、少し意識して自分ひとりのための時間を持ちたいです。
 あと2017年はいつも時間に追われていた印象なので、そのあたりもどうにかしたい。

 

 
 ・2018年のヒットアイテムを予想してください!(グッズ、流行語、タレント、ファッション等)
 
 もうまったく予想できないんですけど(そもそも社会レベルの「ヒット」という概念が崩壊しつつあるのでは……?)「#Metoo」みたいなうねりが良い方向に作用してくれれば……というのはひとつ希望的観測としてあります。
 あとは既に流行ってるけど、ソーシャルゲームと2.5次元舞台をセットで売るみたいなのはもっと拡大するんだろうか……移り変わりが激しいメディアなのでわからないな……

第25回文学フリマ東京 ありがとうございました

 あっという間に12月になってしまいました。文学フリマ東京、お疲れさまでした!
 朝は土砂降りでしたが午後にはお天気も回復し、新刊『Wedding Invitation』もおかげさまでたくさんのかたに手にとっていただけました。遊びに来てくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます!
 その場で売り子を頼まれてくれたういのさんにもとても感謝しています……助かりました……!

 

ポスター

 

卓上のようす

 

 入手した本はこちら。

 

『青ではじまる』(雨宮真由)
『俺にとっての/絹子さん』(雨宮真由)
『陰の薄いあのコの影になれたら』(郁菱万)
『花を捧ぐ』(磯崎愛)
『かみばん べんぜんかん』(うさうらら編)
『海柘榴』(花うさぎ)
『Solid Situation Poems』(稀人舎)
『万年詩』(そらしといろ)
『針葉樹林の怪獣』(沙世子)
『ヴァーチャル・リアリティー・ボックス』(穂崎円)
『見えない聞こえない曲がりにくい』(わたりさえこ/津和野ヒトリ)
(順不同・敬称略)

 

 お隣のブースだった「万妖衆」さんは発行物(印刷屋さんで印刷された、わりと薄くない本)を気前よくすべて無料配布しておられ、私も一冊頂いてしまいました。それが『陰の薄いあのコの影になれたら』です。


 イベント後はコミティアに参加されていたあずみさんと合流し、表参道のレストランで打ち上げしました。何から何まで楽しい一日だった……
『Wedding Invitation』の次回の頒布は年明け、文学フリマ京都を予定しています。【冬青】さまのブースです。ちゃっかりついて行くことにしたので私もそのへんにいると思います(笑)
 また、冬青さまのBOOTHで通販も受付中です。『消滅可能性私達』も合わせてお求めになれるので、なかなかイベントに足を運ぶのが難しい……というかたはぜひご利用いただければと思います。年内は15日でいったん窓口が閉まるとのことです。
(痛覚もBOOTHを準備中なのでオープンしたらお知らせいたします、少々お待ちくださいませ)

 

『Wedding Invitation』をつくって、私の関心はやはり「女のひとが、女のひとと生きてゆくこと」にあり、書きたいこともそれなのだなあ、とあらためて思いました。なんだろう、私自身に多少アセクシャル寄りなところがあり、性愛全般への指向が弱いせいか「同性愛もの」とも言い切れなくて、「友愛で結ばれること」と言ったほうが正確なのかも知れないのだけれど、「友愛」ならば性別はそれこそなんでもよいわけで、しかし実際にお話をつくって作文するとなると女のひとを書きたくなり、書いてしまいます。
 今回の合同誌でも、私が書いた話は「女の子と女の子が」というよりは「友だちどうし」、恋愛というよりは友愛に近い絆のふたりが結婚するとしたら……というほうに重心がかかっていると思いますが、じゃあ女の子でなくても成立する話なのか、と問われるとやはり、うーん……という感じです。

 

 さらっと書きましたが「私はアセクシャル(の傾向がある)」ということは二十歳ぐらいのころから気づいていたにもかかわらず、最近ようやく親しいひとに「アセクシャル」という言葉を使って話せるようになり(そして「えっ知ってたけど……」と言われる……)こうして文字にして書くのは初めてではないかと思います。
 もっとはやくこのあたりのことを受け容れられていたら、人生がまた違ったのだろうか、などとつい思ってしまうのだけれど、こういうときにいつも戻ってしまう分岐点に現在進行形で立っていた、その当時にはできなかったことで、だからこそ現在があるのですよね。わかってはいる。
 わかっているけれど、二十歳の私に「アセクシャル」という概念を教えてくれたひとには、あまりにも聞く耳を持てなかったことを謝りたい、とずっと思っています。ほんとうに申し訳なく思う。

 

 ……などと言いつつ、次に作る個人誌は男のひとの話が多めかも知れません。いやそんなことないか? 女の子も出てくるかな? 『ロータス』にも名前だけ登場していたCanaanというヴィジュアル系バンドに纏わる短篇集を予定しています。
 これをまとめ終わるとほんとうに現時点の自分の決算が終わって、まっさらになるはずなので、頑張りたい。

第25回文学フリマ東京 ブースNo.と販売物

 というわけで(前記事をご参照ください)、文学フリマ東京に出店いたします。

 

2017年11月23日(木祝) 11:00〜17:00
東京流通センター 第二展示場
(東京モノレール 流通センター駅 徒歩1分)
B-57「痛覚+Wilhelmina」
イベントの詳細はこちらから。


 当日の販売物は以下のとおりです。おしながきもございます。

 

『Wedding Invitation』 オンデマンド/レースカバー付文庫版/142頁 800円
 
Whilhelmina
『姫君の匣』 オフセット/文庫版/188頁 900円
 
痛覚
『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 900円

 

冬青さま委託
『消滅可能性私達』 オンデマンド/文庫版/68頁 300円

 

 全体的に「女の子」感の強いラインナップでお送りします。
 個性的な姫君たちが活躍する『姫君の匣』もおかげさまで順調に在庫が減ってきております。強い・かっこいい女の子が好き! 見たい! というかたにはこちらがおすすめ。
 あずみさんの『消滅可能性私達』は、百合詞華集『きみとダンスを』にご寄稿いただいた表題作をはじめ、「居場所」への愛着や嫌悪、違和感などが入り混じって切実な短篇集です。今回の新刊とあわせて読んでいただきたい一冊です。
 なお『ロータス』はコミティアで冬青さまに委託していただいてます! いつもありがとうございます……

 

 また、『Wedding Invitation』をお買い上げくださったかたに、大阪でお配りしたあずみさんと私のお手紙ペーパーを先着でお付けいたします。
 ペーパー以上小冊子未満の無料配布も予定しています。『Wedding Invitation』に書いた話のスピンオフというか、作中にチラッと名前が出てくるひとたちの短い何かです。話じたいは完全に独立しているので、無料配布だけでも遠慮なく貰ってやってください。

 

 そのほか、こちらにも書かせていただいています。

 

『萬解』 レトロ印刷/変型2色刷/60頁/600円
『共有結晶別冊 二次創作短歌非公式ガイドブック』 オフセット/A5/100頁 600円
『共有結晶 Vol.2』 オフセット/A5/164頁 800円
『共有結晶 Vol.3』 オフセット/A5/180頁 800円
『YAMINABE Vol.1』 オフセット/A5/48頁 300円
BL短歌合同誌実行委員会 G-11

 

『庫内灯 3』 オフセット/A5/146頁 1500円
庫内灯 G-12


『萬解』は短詩の「読み」をテーマにした共有結晶の新刊です!
 俳句百合読み鑑賞バトルに提出した「人形のだれにも抱かれ草の花(大木あまり)」「戯れの遺書は螢のことばかり(小泉八重子)」の鑑賞文の再録のほか、まえがきを書かせていただきました。そうそう、あずみさんも短歌の鑑賞文を書いてくださってますよ〜!
 レトロ印刷さんの変型サイズ・2色刷りです。めちゃめちゃかっこいい本に仕上がっているはずなので私も早く実物を見たい……!
『庫内灯 3』はテーマが「越境」とのことで、「天使魚もいさかひすなりさびしくて(水原秋桜子)」のGL読み鑑賞文を書かせていただきました。こちらも海外舞台俳句があったりエッセイが充実している気配だったりでものすごく楽しみです!

 

 春先からいろいろぽつぽつ書いていたものたちが、このイベントでいっきに紙媒体に載るのでちょっと達成感があります。意識したわけではないんですが、今年は書いているものが総じて女の子で百合なのも個人的にはとても嬉しい(笑)

 

 予報だとお天気がちょっと微妙な感じですが、冷え込みはそこまでではない……といいな……。
 もろもろ取り揃えてお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

『Wedding Invitation』のこと

 まだ一応11月だというのに真冬の寒さでつらい……20年もので稼動がヤバいエアコンをだましだまし動かして、なんとか暖を取りつつこれを書いています。大家さんに相談したらたいそう同情されて新品に替えてもらえることになったので、週末にはぬくぬくしながらイベントの余韻に浸れると思うのですが。

 しかしその前にイベントだ!

 

 まずは新刊についてのお知らせです。
 文学フリマ大阪、そして福岡のCollage Event Adeの折本フェア(とネットプリント)で配布したお手紙ペーパーでお知らせしていた、あずみさんとの合同誌『Wedding Invitation』を発行します!
 コンセプトは「女の子と女の子が結婚する世界」です。

 


 シェアメイトどうしで結婚する「ついの棲みか」(柳川麻衣)と腐女子ふたりが結婚する「風船と鍵穴」(あずみ)、社会人百合の二本立てでお送りします。本文のサンプルはこちらから。
 あずみさんが腐女子百合を書いてくださったのがほんとうに嬉しくて……!「腐女子」はそれ自体がひとつのセクシュアリティのような部分があるし、腐女子どうしの関係はときとして「推しCP」たちのそれと同じくらい濃密で複雑だよなあ……とずっと思っているのですが、その説明しがたい感情の交流をあずみさんがていねいに掬いあげて美味しく仕上げてくださっています。このお話を本というかたちにして手渡せることが最高に幸せ……
 私のほうは淡々とした話なんですが、地味に初めて書けたことが結構ある気がしています。性欲に関することとか、たぶん今まででいちばん素直に書いています(『ロータス』まではかなり虚勢を張っていました)。
 ブックデザインもあずみさんとお話しつつ、レースカバーに挑戦したり表紙にファンタスゴールドを使ったり、やりたい放題して楽しかったです。自分では思いつかないアイディアが多くて、とても勉強になりました……!

 とにかく楽しくつくったので少しでも楽しんでいただけたら、と思います。

 

 11月23日の第25回文学フリマ東京とコミティア122で同時に頒布開始いたします。
 コミティアの頒布ブースはW33a【冬青】さまです。あずみさんがいらっしゃいます。
 文学フリマはB-57【痛覚+Wilhelmina】で私が担当します。
 長くなったので当日の販売物については記事をわけて明日また……よろしくお願いいたします〜!

第5回文学フリマ大阪 ありがとうございました

 なんとなく半袖でも過ごせるくらいからいっきに十二月並みまで気温が下がって冬になり、一週間ぐらい雨がつづいてとどめに超大型台風……みなさま無事にお過ごしでしょうか。東京は台風一過で久々に気持ちよく晴れていますが、日曜日の夜には私の住んでいる地域に避難準備警報が出たりして戦々恐々でした。幸い何事もなく月曜の朝を迎え、とくに自宅待機なども命じられず出勤もまったくいつもどおりで……なんのための台風……いやありがたいことなんですが……

 

 そういえば文学フリマ大阪も天候が心配な三連休でしたが、蓋をあけてみればイベント当日は台風一過の晴天でほんとうによかったですね、としれっとひと月以上前の話をする。お、お疲れさまでした!
 私は日帰りだったのですが、まさかの当日の朝、乗るつもりでいた新幹線の発車時刻10分前に目が覚めるという大失態をやらかしまして……思いっきり遅刻してしまい……。もうほんとうにご迷惑をおかけしました、申し訳ありませんでした……。
 そんなこんなでいつも以上にワーワーしていたらあっという間に終わってしまった一日でしたが、普段なかなかお会いできないかたともお話できてとても楽しかったです。ありがとうございました!

 

第5回文フリ大阪ブース

 

 なお、天使アンソロジー『el』がこのイベントで完売しました。
 寄稿してくださったあずみさんの目の前で最後の一冊を送り出せてちょっと達成感がありました。冬青さんのほうでも、お邪魔させてもらった『THERE'S A VISION』が頒布終了になって感慨深かった……。
 お手にとってくださったかたに少しでも楽しんでいただければ幸いです。

 

 お買い物メモ。

 

『静寂のための』(旭ミコ)
『追奏リリカ』(あずみ)
『禿』(孤伏澤つたゐ)
『しろい庭のむすめ 中』(孤伏澤つたゐ)
『eye』(瀬戸夏子)
『同志社短歌四号』(同志社大学短歌会)
『ノスタルジア』(実駒)
『権謀術数−おとしまえ−』(壬生キヨム)

(順不同・敬称略)


 お隣の冬青さんと合同でお配りしたお手紙ペーパーが当ブースの目玉でした。
 このペーパー、あずみさんが企画してくださって、仕様などはざっくり申し合わせていたものの、文面についてはほとんど打ち合わせなしでそれぞれ作成、私たちもイベント当日はじめてお互いのお手紙を読んだのですが……あずみさんのお手紙が往信、私の手紙が返信の往復書簡になっていてびっくりしました……。すごい、私たち!(笑)
 あずみさんは私がワーワー言うのをやさしく聞いてくださるので、つい恥ずかしいくらいにいつもいろいろ打ち明けてしまって、今回もそんな感じで思いの丈をぶつけてしまったんですけれども、あずみさんからいただいたお手紙もすごく愛にあふれていて……こんなラブレターの応酬におつきあいくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。
 このお手紙の内容は後日また何らかのかたちで公開できると思いますので、大阪まで来られなかったかたも、来てたけどもらい損ねたかたも動向をチェックしていていただけると……!

 

お手紙

 

 そしてお手紙で告知していたとおり「女の子と女の子が結婚する世界」というコンセプトで11月23日にあずみさんと二人誌を発行します。COMITIA122・第25回文学フリマ東京の二会場での同時頒布です。
 タイトルやスペックなど詳細はおいおいお知らせしてゆきます。現在まだつくっている最中ですが、あずみさんのお話はほんとうにみんなに読んでもらいたいし、私もかなり頑張って書いたのでよろしくお願いいたします。はやく本のかたちでこの世に存在させたい……!

 

 BUCK-TICK30周年の野外ライヴがあったり、推しの誕生日を祝って平日の昼間からアマン東京でブラックアフタヌーンティーしたりもしてましたが、そんなわけで大阪から帰ってきてからは概ね作文していて、気がついたら10月も終わろうとしています……どういうことなの……

第5回文学フリマ大阪 ブースNo.と販売物

 イベントのお知らせをしようと思ってこういうブログの告知記事とか昔はよく作っていたインフォメーションペーパーとかを見返すと、近況報告的な雑談でほぼ毎回RYUICHIか河村隆一の話をしていてエッ私ちょっとRKのこと好きすぎでは……? と自分でも引くんですが、最近も概ねそんな感じというか、河村隆一さん(と葉山くん)のために平日に広島遠征したり、20年間ふつうに好きだったINORANに突如気がくるって経済的にも時間的にも一切余裕がないのに高速バスで長野まで往復したり、LUNA SEAに対して過去最高レベルに強火なうちに2017年も9月の半ばです。

 第5回文学フリマ大阪に出ます! 第1回に参加して以来4年ぶりの大阪です、よろしくお願いします!

 

2017年9月18日(月祝) 11:00〜17:00

堺市産業振興センター イベントホール

(地下鉄御堂筋線 なかもず駅・南海高野線 中百舌鳥駅 徒歩3分)

A-4「痛覚+Wilhelmina」

イベントの詳細はこちらから。

 

 当日の販売物は以下のとおりです。おしながきもどうぞ。

 

Whilhelmina

『姫君の匣』 オフセット/文庫版/188頁 900円

『el』 オフセット/文庫版/140頁 600円

 

痛覚

『ロータス』 オンデマンド/文庫版/420頁 1500円

 

 天使アンソロジー『el』は残部僅少です。

 すごくかっこいい天使たちがいます!  なくならないうちにぜひ!

 

 また、共有結晶の本誌およびメンバーの発行物を委託します。

 5月発行の最新刊『二次創作短歌 非公式ガイドブック』もお預かりしますので、まだお持ちでないかたはこの機会に現物をお手にとってください〜!

 『乱歩タイポ』以外の既刊には私もおじゃましております、短歌を小説に解凍したりお手紙書いたり4コマ漫画の原作したりやりたい放題です。

 

『共有結晶別冊 二次創作短歌非公式ガイドブック』 オフセット/A5/100頁 600円

『共有結晶 Vol.2』 オフセット/A5/164頁 800円

『共有結晶 Vol.3』 オフセット/A5/180頁 800円

『YAMINABE Vol.1』 オフセット/A5/48頁 300円

『乱歩タイポ』 300円

 

 あるかも〜と毎回カタログに書いてしまいつつ(未来の自分への期待を捨てきれない)またも新刊を持ってゆけず……申し訳ありません……。個人誌の新作は年内はちょっと厳しいかもしれない……

 

 新刊はないのですが、大阪限定で特別なフライヤーを配布いたします。

 おとなりのA-3【冬青】さまで配布されるフライヤーと対になっている仕掛けなので、ぜひ合わせてお持ちいただければと思います。

 個人的にははじめてフライヤーを印刷屋さんにお願いしたのでとてもドキドキしている……でもしまやさんだからきっときれいに仕上げてくださっているに違いない……いつもご迷惑おかけします、ほんとうにありがとうございます……。

 遊び呆けていたらあっというまに秋になりつつあって震えていますが、夏のあいだもちょこちょこ作文はしていたはずなので、これから徐々にかたちになっていくと思いたい。秋から冬に向けて動いている幾つかの企画のうちの、かなり大きなひとつのお知らせをこのフライヤーに仕込んでいますので、どうかお見逃しなく。

 

 あと、ツイッターで遊んでいただいて楽しかった「あなたをイメージして小説の書き出し」を字スケブでやりたいな〜などと思っております、ので、書かせてやってもいいよ! というかたはお声がけください。

 好きなものとか、単語三つぐらいいただけたらそれを元に私が好き勝手に妄想します。推しキャラを教えていただければ夢小説仕様にもいたします(笑)

 

 台風の影響だけとても心配なのですが……うまいこと逸れたりとかしてあんまり荒れないでくれたらいいなあ。私、比較的晴れ女なのでなんとかなるといい……頑張ります……!

生活

 今度こそ理想に近い物件を探しあてたのではないか、と思っていた四度目に入居予定の部屋は洗濯機置き場がよくなかった。置き場所がベランダなのは構わない。居候中の実家も洗濯機は屋外だし、洗濯機カバーという便利グッズがあることも知ったし、だいたい買ったのは容量が5キロもない安物だから、二年保てば御の字だ。だから洗濯機の劣化がはやいとかはもうこの際気にしないのだけれど、排水については気にせざるを得ない。排水口とおぼしき穴が見あたらないことには薄々気づいていたのだが、給水用の蛇口がある以上はどこかにはあって、業者さんが設置するときにうまいことやってくれるだろう、と楽観していた。実際、業者さんは排水口を見つけてくれた。それは隣のベランダにあった。排水ホースはベランダの溝に向かって放り出されている状態だ。

 

 思えばこれまでの物件でも、洗濯機の排水ホースを順調に設置できたことはなかったのだった。いちばん最初のワンルームではエルボがなかったかホースのサイズが合わなかったかで「まあたぶん大丈夫でしょう」と排水口に直接ホースをぎゅうぎゅう押し込まれ、何しろひとりで暮らすのが初めてなのでめちゃくちゃ不安だった(大丈夫だった)。次のファミリータイプの2DK(私が暮らしたなかで今のところ最もスペックの高い部屋)もエルボが使えず、電気屋さんを呼んでホースを排水口にビニールテープで固定してもらった。やはり不安だった(大丈夫だった)。その次の木造アパートも、経緯は忘れたがなんだかうまくいかず適当にホースを排水口に直で突っ込んでいたような気がする(さすがに慣れてそれほど心配もしなかったし、大丈夫だった)。
 そういうわけで洗濯機の排水にはこれまでも散々ハラハラさせられてきたのに、またしても確認を怠ってしまったことを後悔しつつ、しかし今回の心配は今までの比ではない。だってお隣へ洗濯排水を垂れ流しって、そんなのいくらベランダでもありなのか……? せめて逆で、うちのベランダに隣家の汚水が流れてくるほうがまだ幾らかマシだった。排水口は私の管理下だ。
そうでなくても狭い部屋に溢れる本の収納とか、もはやプランがありすぎて混乱するインターネット及び衛星放送の回線の手配とか、解決しなければならないことは幾つもあるのだが、それらすべてを凌駕して洗濯排水問題は私の脳内を占拠した。不安で居ても立ってもいられず「洗濯機 ベランダ 排水口 隣」などで検索しまくったが、余計に不安になるような情報しか得られなかった。ああベランダで洪水が起きてしまったらどうしよう。

 

 そんなことで頭がいっぱいでひとの話もうわの空で聞き流しながら仕事をして、昼休み、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案」が衆院法務委員会で強行採決されたというニュースを見た。安保法案につづいてまた強行採決。たぶん異常なことで、たぶんおそろしいことだ。この国の体制は民主主義、立憲主義のはずだったのに、力ずくでどんどん物事がすすんでしまう。きっとこういう流れを、市民が「またか……」と思いながらもどうすることもできずにいるうちに、ナチ政権はホロコーストを引き起こしていたのだろうな、とすら思う。
 憲法も変わってしまうのかも知れない。
 日本国憲法について教わったのは小学六年生のとき、中学受験のために通っていた塾で習った。イデオロギーではなく入試に勝つ手段として、前文と一条と九条と十四条と二十五条を暗記させられた。憲法を改正するための手続きについてもこのとき学んだ。幾重にも厳重に鍵がかけられた金庫のような、これだけの守りがあるならそう簡単には改悪できまい、少なくとも私が生きているあいだは大丈夫だ、と思ったが、同時に、ここまでしないと危ないものなのか、という不安も過ぎった。
 憲法が変わってしまったらその時こそこの国から逃げるときだ。そういうことも、この十年くらいは思っていた。

 

「その時」はおそらく近づきつつある。
 けれど私は、新しい部屋を契約して、洗濯機の排水のことで頭がいっぱいなのだった。目下、洗濯を無事にできるかどうか以外のことを、考えられずにいる。